Forza Horizon 5をハンコンでプレイする

FH5のアーリーアクセス開始から一週間が経ちました。

私は大分楽しんでガッツリとプレイしております。シナリオはあまり進んでいませんが・・・。(興味がない)

当ブログでは、Forzaシリーズの動きの面で他の情報系ブログでは踏み込まない様なコアな部分を取り扱う事が多い(のと走れば速い)お陰か、記事とかYoutubeの動画を目にした方々からチラホラとドライビング関係であれが無理これが無理と相談を寄せられる事が出てきました。

特にハンコンを使用したプレイに関する事が割合的に多いです。

FH5がプレイ出来る様になってからも、フレンド経由で「ハンコンを使い始めたんですが」とか「what your FFB setup?」など色んな方向(物理的含む)からメッセージ等が来ます。

ハンコンでレースに勝つ云々以前にまともに走ることすら出来ないという話も聞きます。

なので、今回はFH5の動向が把握できてきた頃合いでもあるのでFH5におけるハンコンプレイのHow to的なものを綴っていこうと思います。

ハンコンの種類

まず、今の世に存在するステアリング(ハンドル)コントローラは大きく二種類に分けられます。

ステアリングの軸がモーターと繋がっておりステアリングを回す駆動源を有しているものステアリングの軸がバネと繋がっておりステアリングを回すとバネの反力でステアリングのセンターが定位置に戻るもの(大体の機種が左右合わせて180°の回転角度制限)、この二種類です。

この記事でハンコンと呼ぶ対象は、上記の前者ステアリングの軸がモーターと繋がっているもの(FFB機能を有する機種)と定義します。

後者はバネコンと呼ばれることもあるのですが、ソフト上はほとんどパッドと同様の扱いになります。

パッドのスティックの左右がステアリングの左右回転に、アクセル/ブレーキのペダルが左右トリガーに置き換わるといった具合です。

クラッチやシフターもあるバネコンがシステム上どう処理されるのかはちょっとわかりませんが、ステアリングを切った際にパッド同様の舵角補正が入るのは変わりないはずです。(確か)

パッドの補正云々の話は下記記事で述べているので、こちらを読んで参考にしてください。

で、本題のハンコンでFH5をプレイするという事柄に関してですが、ハンコンを使ってプレイすればMotorsportや他のレースゲームでも感じる事ではあると思いますが、Horizonで特に顕著に感じるのはテールスライド時のカウンター処理が追い付かないという事です。

HorizonもMotorsport同様に、パッド操作時には様々な補正がドライビングをサポートしていますが、ハンコン操作時の補正はほとんどありません※Motorsportは補正ゼロですが、Horizonは姿勢制御面で補正を感じます。私個人の感想です。

路面のギャップ・うねり・ダートに複数輪進入が随時発生するという状況は、即ち車体の姿勢変化がアクティブに発生すると同義であると言えます。

その時々に常に最適な量のカウンターを当て続けて姿勢制御をし続けられれば問題ないのですが、ハイパワーRWD車を使ったりダートコースを走っていると忙し過ぎる(疲れる)と感じる時が来ると思います。

FH4に比べて挙動が穏やかに変更されて楽に走れる様になりましたが、それでも・・・という場面はあります。

ハンコンで走るのは楽しいけど、もうちょっと楽に走りたい。

AWDにすれば楽になるのはわかるけど、宗教上の問題でAWDに換装だけはしたくない。(RWDが強くなったし)

ではどうするか。

 

ステアリングの作動範囲を狭める

特に拘りが無ければ、まず初めにステアリングの回転角を狭める事をお勧めします。

ハンドリングをクイックにするという事です。

通常、ハンコンのステアリングの回転角は現実の市販車をベースにして900°(720°や1080°の車も存在する)がデフォルトの設定とされていますが、これを900°→540°等に変更するというものです。

これによりハンコンのステアリングを回したときの舵角が、例えば仮に540°に設定した場合は1°あたり1.66666...倍されることになります。

咄嗟にカウンターを当てる際、ステアリングを両手で握ったまま片側120°くらい回したときにゲーム上では約200°回している状態になるということです。

これはつまり、テールスライド時に素早く大カウンターを当てられるという事に直結し、リアのグリップ回復・ヨーの早期収束・スピンモーション回避に繋がります。

余談ですが、WRCのラリーカーや箱車ベースの競技車両(SGT、FIA-GT3等)は540°のステアリングレシオになっています。

しかし回転角を狭める方向へ変更した場合は直進性が悪化します。

正確には少しステアリングを切ると大きく舵角が変わってしまうことになるので、回転角を狭めるに従い直進時の操作性が神経質になるということです。

この点に関しては微細なコントロールに対するプレイヤースキルにも関連してくるというのと、FFBの設定項目でもセンター付近の操作性を調整できます。

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FFB設定項目

画像の上から7段目、STEERING LINEARITYという項目です。日本語だとなんて表示されてるかはわかりません。

左にバーを移動するとセンター付近の感度が緩くなり、まっすぐ走りやすくなります。

右にバーを移動すると逆にセンター付近の感度が増して、舵角が増える方向へ変わります。

総合的な回転角の量は変わりません。

で、箱版であれば前作まではシステム側の回転角900°に対してプレイヤー側の入力回転角を540°だったり270°だったりに変更出来た(PCの場合はハンコンのドライバープロファイル上で変更した数値に準拠になる)のですが、今作は回転角の項目が削除されました。なんで消した?

現実でもゲームにおいても、ダート走行ではステアリングのギアレシオをクイックにする(事が出来る)のは必須というレベルの重要項目だと思っているのですが・・・。

PCならばドライバのプロファイル等で設定を変更できるのでまだどうにかなりますが、箱版はそんな設定が出来ない訳で。

ThrustMasterやFANATECのハンコンであればハンコン自体に回転角切り替えの機能がある(ものもある)のですが、LogicoolのG系ハンコンには確かそんな機能が無かったと思います。

そうなったらどうするかと言うと、ステアリングのデッドゾーンOUT側(上から6段目)の数値を小さく、STEERING LINEARITY(上から7段目)の数値を大きくすることでステアリング1°あたりの舵角を増やすことが出来ます。

しかし回転角は900°のままなので、数値によっては例えば片側180°以降はスカスカになるといった状態になることは認識しておく必要があります。

グリップ用、ドリフト用などと数値をメモして調整をする必要性が出てくるかもしれません。

FANATECのハンコンであれば10°単位で好きな回転角を設定出来るのでこういう時に便利です。

上位機種でダイレクトドライブ(モーター軸とステアリング直結)のものも存在しますが、安価なベルトドライブタイプでも十分に楽しめます。

 

車のセッティング等

AWD以外は、基本的に滑りにくい方向で車をセットアップしていく必要があります。

具体的にはリアタイヤを太めにしたり、リアのダウンフォースを強めにしたり、LSDの減速側の数値を大きくしたり、スタビライザーの硬さをリアよりもフロントを硬くするなどの処置が必要になります。

特に、高速コーナリング中にリアの荷重が抜けて滑り始めた時に適切な量のカウンターを当てることが出来ないとスピン一直線となるので、前後ダウンフォースバランスの調整が必要になる場面も出てくるかもしれません。

どのレースゲームでも、パッドからハンコンに乗り換えてまず初めに最も苦戦することが多いのは高速コーナリング中のテールスライドに対する対処です。

それに加えて、FHシリーズでは路面状況を把握しきれずべらぼうに悪戦苦闘するシーンも発生する可能性があります。

プライドが許す範囲で可能な対策は積極的に行いましょう。

逆に、AWDの場合は積極的に微量スライドを発生させながらジムカーナの様な走らせ方を必要とするコースもあります。

ステアリングの回転角を狭める等で手を放すことなく常に細かく舵角を調整し続けるドライビングスタイルです。

これでタイムを詰めようとすると、これがまた結構大変です。

パッドならちょいちょいとスティックを倒して微調できる動作をステアリングで再現しなければなりません。

まあ、コースによっては必要になるというレベルの話なので必須ではありませんが、出来ないとオンラインのマルチプレイで勝つことは出来ません

速い奴は大体皆パッドか何か、ハンコンではありません。まあそもそもがハンコンでプレイする様なゲームでは(ry

 

頑張ればこんな程度には走れる様になります。

 

大分長くなりました。

他に何か思いついたらまた追記します。