FH5でハイパワーRWDを走らせるのが楽になる(TCSの仕様変更)

先日(11/17)のアップデートによりTCSの仕様変更が行われ、ハイパワーRWD車の運用率を劇的に向上させる事が可能になりました。

※1速のギア比によって状況が変わる可能性が出ました。検証後に後日追記します。(11/24 8:20追記)

以前の記事でFH5でRWD車の戦闘力が向上したという内容を述べましたが、ある程度コントロール出来る範囲のハンドリングとのバランスを突破して出力を優先的にアップグレードした車は少し使いやすくなったという程度の変化具合でした。まあ当然なのですが。

特に高クラスの場合はバランスの良いアップグレードを施しても、低〜中速域で立ち上がりの際にアクセルワークを必要とする車が多かった様に感じています。

私は今までのForzaシリーズでは、ハイパワーなRWD車を使用する際にはTCSを使用してアクセルの踏み込みを早めて立ち上がりを少しでも早くする事を優先することが多かったのですが、今作は使用するべきかどうか判断に悩む面が多くありました。

先日のアップデートまでは、旧来のFHシリーズ同様の作動の仕方(ゼロスタート時はある程度の速度までホイールスピンが発生、テールスライド量がある程度を超えると唐突にカットされる)だったので、アクセルワークで乗り切るかTCSのデメリットを許容してアクセルの早期踏み込みを優先すべきかを迷う車が今作は多かったのです。

マルチプレイを主にプレイする事が多かった昨今は途中でアシストを切り替えられないゲームシステムも相まって、今作は現状までほぼほぼOFFで走っていました。(なので気付くのが遅れた)

ところが、アップデート以降は予告なくロスタート時から細やかな制御になっていると同時に、テールスライドが発生してある程度の角度が付いた時にTCSがカットされるという現象も無くなっています

テールスライド中にTCSを効かせると失速気味・加速しないという仕様は変わっていない様ですが、その傾向も抑えられてあって前よりも姿勢制御の精度をラフにして走れる様になった・楽になっていると感じています。

現状のTCSの作動状況を撮影した動画です。

車はワイドボディキットを装着したA80スープラで、パワー1600馬力、車重1250kg、タイヤはコンパウンド・前後の幅共にノーマルです。

動画では直線を走っているだけですが、スタート時を見るだけでもTCSの制御の細やかさが理解できると思います。

FM6、7の様な作動の仕方になったと表現するのが私の中ではしっくり来ます。

なので、以前書いたFM7向けのアシスト解説が丸々当てはめることが出来るということになりました。

ただし、TCSは出力カットを用いた微弱な減速制御であるため、路面状況によっては最高速の伸び方で若干の差が出てきます。

ONとOFFでの終点時の速度を見比べるとわかると思います。

テスト車両はダウンフォースを減らして足回りも固めのセッティングにしてあるため、ドラッグストリップの路面の荒れによって高速域で微弱に跳ねる=駆動輪の荷重が減る=微弱にスリップを起こしている様子が見受けられます。

車高を上げてリアを柔らかめにすることでTCS作動によるロスが減るかもしれません。

場合によってはリアのダウンフォースを増すことで200~350km/hの速度域での加速性は向上するかもしれませんが、それ以降の最高速の伸びは空気抵抗増加の関係で悪くなるのでケースバイケース、各人が車両セットアップにおいて何を重視するかによるでしょう。

 

長々と書きましたが、要は便利になったということを認識しておけば良いと思います。